碧天の下で、純白の球、夏に泣く。
「きゃぁぁぁ、うっそ、日向くん!?」
「‥もしかして、保田ねぇちゃん?」
「そう、芽那よ芽那!うわぁ〜、懐かしい‥!」
保田のお姉さん、東川原 芽那さん。
俺たちの少し年上で、
学校の美女として騒がれてた‥と
聞いたことがある。
「‥保田ねぇちゃん、その指。」
「あっ、そうなの‥。
実は私、結婚したんだ!」
「そうだったんですか‥!
おめでとうございます!!」
「ありがとー!」と笑う保田ねぇちゃん。
笑った顔はやっぱり保田に似ている。