碧天の下で、純白の球、夏に泣く。



「俺、すごい頑張ったんです。
もうこんな終わりかたにならないようにって。」

「そうか‥。」

「だから、本当にありがとうございます!」


こうして、
野球の話になるとやっぱり、かなりの時間が
経っていることを痛感する。



「げ、そろそろ集合時刻です!!
監督に怒られる‥!!」

「まじかよ、走ろうぜ!!」

「だから、
もうちょっと早く集まれって言ったんだ‥!」



わいわい騒ぎながら走り出した俺たち。
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