碧天の下で、純白の球、夏に泣く。
「‥。」
「‥え?」
その時、どこからともなく、
温かな眼差しを感じた。
それも、2人‥いや、3人分。
思わず立ち止まって、
辺りを見回すと‥誰もいない。
「‥気のせい、か?」
何も、怖いものではないから‥いいんだけど。
もしかしたら、
ここにいるんじゃ‥って思っただけで。
「おーい、斗蒼ー?」
「わり、今行く!!」
気のせい気のせい。
そう信じようとしたとき、
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