碧天の下で、純白の球、夏に泣く。
投げつけられたものすごい勢いのタオルを
すんでのところで避けると、
「だって、俺、
今どうしたらいいか分からねぇからよ‥。」
「え、なんでよ?」
「‥っ、色々あんの!!」
最後に自分が投げたタオルを拾うと、
バタバタ慌しく何処かへ行った斗蒼。
残された俺は、
「‥日向先輩って、
見かけによらず独占欲あるんっすね‥。」
「いや、それな。」
と、セカンドとまた話をするほかなかった。