碧天の下で、純白の球、夏に泣く。
「やってんなぁ、お前。」
「‥試合終わったあと、
なんか無性にしたくなってさ。」
「自分が抑えられなかった‥。」と言う斗蒼。
「‥男子高校生真っ盛りか?」
ふざけ半分で言ったから、
「バカ言うな!」と返されると思ったのに。
「‥‥‥‥‥かもしれねぇから、
風早さん傷つけそうで怖いんだよ!!!」
「!?」
‥斗蒼が本気だった。
「もしも、俺に会うのが気まずくて学校に来てないんだとしたら?」
「えっ、んなそんな訳‥。」
「‥わかんねぇじゃん‥。」