碧天の下で、純白の球、夏に泣く。
同じキャッチャーの後輩から呼ばれた。
「保田、呼ばれてるんだろ、早く行けよ。」
「‥ああ。」
んー、
まぁ大丈夫か?次の試合は来週だし。
明日にでも、斗蒼に話をしよう。
「先輩、ありがとうございました!
これ球場の反対側のことだったんですね‥。」
「これ、分かりずれーからなぁ。
俺も1年の時めちゃくちゃ迷ったわ!」
「そうなんですか‥!」
他愛のない話をしながら。
歩き続けて行くと。
「‥あ、これって日向先輩ですよね?」
壁に貼られた大きな写真。