碧天の下で、純白の球、夏に泣く。
「別に、お前に話すことじゃない。」
「っだとしてもだろ!!」
ガッと肩を掴まれた。
同じ高さにある目は、
色々な感情がごちゃごちゃ混ざっていて、
保田がどれだけ俺を心配しているかよく分かる。
「風早さんの心配、お前はしなくていいんだ。」
中学に上がる前までは、俺の方が背が高かった。
保田よりも活躍していたことも多かったし、
なんでも保田に相談もしていたし。
「何言ってんだ、お前!」
「何って、別に「そういうことじゃねぇって!」