碧天の下で、純白の球、夏に泣く。
けど、
だけど‥!
[風早‥御白さんだっけ?]
[あ、そこ座らない方がいいよ。
サビで着てる服汚れるからさ。]
[えっ、なにそのデザイン‥!
面白すぎてしょ‥!]
[ん、こっち来て。
‥ほらこれで、よし、消毒出来た。痛まない?]
あの日に。
日向くんが言ってくれた言葉。
[か風早さん‥。突然なんだけど、さ。
風早さんのこと、好きです。
だから、俺と付き合ってくれませんか‥?]
本当に嬉しかったのに‥。