碧天の下で、純白の球、夏に泣く。


なんか、保田が言ってる‥けど、


よく分からない‥。





「んー、でもいつもより熱が高いな‥。」

「日向くん‥。」


よく見えないけど、
心配そうな‥顔をしているのか‥、



「御白‥?」





眠い。

異常に眠い。





まだ、ちゃんと話終わってないのに‥。


「も‥寝る。」

「あぁ、寝とけ。復活したら看病代払えよ!!」

「保田‥る‥‥せぇ。」



安心したような顔をした保田と、
まだ心配そうな顔をしている御白を最後に、
この日の俺の記憶は途絶えた。


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