碧天の下で、純白の球、夏に泣く。


チラッと彼女の顔を見ると、
必死に声を出さないように我慢していた。


あぁもう、可愛いすぎる。





「御白、その顔、俺以外に絶対見せないで。」

「ふぇ、なんのこ‥!?」




細い首筋に吸い付く。



「んん‥!」


口を離すと、赤い跡がくっきりついていた。

「‥キスマーク、つけちゃったの?」

「‥うん。」

しどろもどろしながら狼狽える御白。




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