【完】素直になれない君と二度目の溺愛ウェディング
「いやあ、それが…その後にレナちゃんの家に行ったんだけど、ついついレナちゃんが可愛くって失敗したかも。
怒らせたっぽい……
ラインの返信は着たけど、あの日の夜については触れて来ないし
あー……これ絶対怒ってるよなあ。 別に急ぐ気もなかったし、レナちゃんとはゆっくり向き合っていこうと思っていたのに」
何故か俺が頭を悩ませているのに、ほっくんは小さく笑った。
安心したかのように小さく息を吐いて、大好きな冷やし中華をすすり始めた。 そろそろ本格的な秋で、ほっくんの好きな冷やし中華の時期も終わるだろう。
「返信が着ているなら大丈夫。 何があったかは知らないけど、きっとレナは怒ったわけじゃないと思うけどなあ」
「でも顔を真っ赤にして目をつりあげて…」
ほっくんが指を口元に持っていき、こちらにウィンクした。
「レナはすごぉーく照れ屋だからね。 何となく想像ついて笑える。
それにレナが本当に怒ったらフルシカトだよ。 大丈夫。あれでもレナは相当海に心を許してるからね」