【完】素直になれない君と二度目の溺愛ウェディング

キス一つでこんな純な反応を見せる女性が、まだこの世にいたなんて。

「何よ…分かっているなら言ってくれれば良かったのに。
てゆーかよくそんな恥ずかしい言葉言えるものだわ。  そんな言葉…ドラマや漫画の中でしか聞いた事なかった…」

「俺レナちゃん専用の王子様ですし?
あーーーー、それにしても今日は泊っていっちゃおうかなーーー。
家近いから朝早く帰ればいいわけだし」

「どうしてそういう事になるの?! 展開が早すぎない?こういうのはゆっくり……」

再び真っ赤になるレナの頬を指で引っ張る。

「あー、レナちゃんえっろ~。どういう想像してんの~?
泊るからって別に何かをしようなんて俺思ってないのに」

いやさ、そりゃあ俺も男だからチャンスがあれば…据え膳食わぬは男の恥って言葉があるんだし

でもそれはもう少し先でもいいかなって思ってる。 君を好きになっていく。知りたくなるけど、そこはレナのペースでゆっくりで構わないと思ってる。

でも、彼女を抱きしめて迎える朝に君がどんな顔をするかは見て見たい。 今すぐ知りたい。

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