【完】素直になれない君と二度目の溺愛ウェディング
改めて二人にそう言われて、私は一体今どんな顔をしているのかと焦った。
頬が熱い。 驚いた顔をしていた二人が顔を見合わせてニヤニヤと笑い始めた。
「こりゃあ、星野さんが泣いちゃうかもね。アハハ」
「それね。 でもレナさんが普通のサラリーマンと付き合うとか意外過ぎだし!
でも親近感わきますよ~~」
「私も思った~。何歳の方なんですか~?やっぱり年上?」
「いや、それが一個下なのよね。 年下と付き合うのとかって私の中では全然なかったんだけど」
正直にそう言うと、更に二人は黄色い声を上げる。 恋愛経験はなかったけれど、年下という選択肢がなかったのも本当だ。
「きゃー。レナさんが年下とか意外すぎる~。
でも一個下なんて年下のうちに入りませんよ。
可愛くて童顔なんて母性本能擽られるタイプですね~。
私同い年としか付き合った事がないから羨ましい~」
「うんうん。レナさんはお姉さんタイプだから意外に年下ってアリかもッ」
「そ、そうかしら……」