【完】素直になれない君と二度目の溺愛ウェディング
「写メとかないんですか~?
彼氏みてみーたい!」
「私も私も。見て見たい!」
私の恋バナは思いの外盛り上がってしまった。
写メを見せると二人は更に盛り上がって、アイドルの誰誰に似てる~とか勝手に話し始めた。
かっこ可愛いタイプですね、と言われて謙遜したけれど、本当は嬉しかった。 だって海は客観的に見たらかっこいいし可愛くて、でも見た目以上に中身がすっごく素敵で
いつしか私にとって自慢の彼氏になっていた。
同僚と恋バナも悪くないな。そう思い始めたのは、きっと海に出会えたから。 今まで意地を張ってばかり生きて来たのが馬鹿らしくなる。
海と付き合う事によって、良い意味で肩の力は抜けて私生活も仕事も上手くいくようになった。 私には良い事ばかりの連鎖だ。
このままずっとこの幸せが続いたらいいのに。 そう思っていたのに。