【完】素直になれない君と二度目の溺愛ウェディング
少しだけ体を離し顔を上げると、レナは快楽に悶える素振りを見せて首をこくんと縦に振った。
レナにしては珍しく素直な反応で、俺を受け入れてくれた。
「海に触られてる所、全部変な気分になるけれど…すごく気持ちいいの……私おかしくなっちゃったかも…」
レナの言葉はぎゅんぎゅんと俺の心を打ち付ける。 それを意識せずにやっているから恐ろしい。 自分に性欲や欲望がここまであるとは知らなかった。
可愛い言葉に妖艶な仕草。 長時間かけて愛してあげると、すっかりとレナのそれは俺を受け入れる体制になっていた。
昨日の夜したばかりなのに、もうしたい。 「挿れていい…?」そう訊こうとした時にレナが思い出したように声を張り上げた。
「あ!!!!」
「え?!何?!」
「そうじゃなくって…! 本当は私昨日こういう事をしにきたわけじゃあなくって
海に話さなくちゃいけない事があったのよ!!!」
慌ててベッドから飛び上がったレナは、床に落ちていた下着や洋服を手に取りベッドの中で着替えだしてしまった。
そりゃあねーよ…元気になった俺の息子はどうしてくれよう。
けれどレナは話をすると一回決めたらそれを曲げない人だと知っていて、その場の雰囲気に流されない所も好きな所の一つだから観念した。