【完】素直になれない君と二度目の溺愛ウェディング

「でも海は……阿久津フーズファクトリーの仕事も楽しいって言ってたじゃない…」

「そりゃあ今すぐって事でもないでしょう。 レナちゃんのお父さんだってまだまだ若いし現役だよ。
だから結婚した後も俺は阿久津フーズファクトリーで修行する!同じ食品会社だし、俺優秀だからどこでもやっていける自信はあるし!
それに三男だから俺が婿養子にいったって実家のかーちゃんやとーちゃんはうるさく言わないだろうしー」

「でも…それは……」

「え?それ不満?あーーー…きっとお見合い相手ってのはどっかの会社の御曹司様だったりするのかー
そりゃあそうだよねーレナちゃんち程の大きな会社だったら、互いの利益の為にそういう政略結婚もありうるかー。
でもさ、俺負けないよ?レナちゃんのお父さんは説得してみせるし、どっかの大手の会社の御曹司よりも仕事で利益は上げて見せる。
将来的にレナちゃんのお父さんに俺で良かったって思わせれる人間になってみせるよ」

「海……」

< 226 / 295 >

この作品をシェア

pagetop