【完】素直になれない君と二度目の溺愛ウェディング
「何笑ってんのよ!人を小馬鹿にして……」
「いや~?レナちゃん可愛いなあ~と思って。」
「あんたのそういう所が人を馬鹿にしてるって言ってるの!年下のくせに!」
「年下って一個だけ下なだけじゃん。全くもー。
ねぇ、今度はどこに行こっか。 レナちゃん動物がすごく好きだからさ、動物園とか水族館とかもいいかもね。
俺は車持ってないから牧場とかは行けないけどさ~~そういう自然つーのもいいね」
「あら、私車なら持ってるから出してもいいけど」
「そうなの?!」
「実家に置きっぱだけどね。 大学を卒業したお祝いにお父さんが買ってくれたの」
「へぇ~」
大学の卒業祝いに車を買ってくれる親っつーのはどういうものだ。 やっぱり少しだけ特殊な家庭らしい。
本人は自慢しているつもりがないのだから、それが当たり前の環境だったのだろう。