入れかわりクラスカースト
言葉だけでなく、ご丁寧に写真まで貼り付けられていた。
今のまどかと、小学生のまどか。
顔が破裂しそうなほど丸々としていて、今のほっそりしたまどかとは似ても似つかない。
「ひ、ひどい…」
まどかが、頬を震わせている。
「なにこれ…私、知らない」
私の声も震えているけど、それはなんの証明にもならない。
だってほら、すぐにまどかが凄い目で私を睨み上げている。
「私は、整形なんかしてない。この頃は太ってて目も一重だったけど、死ぬ気でダイエットして痩せた。それで二重になって…そのこと、話したよね?」
「私じゃない…」
「信じて話したのに、こんなひどいことするなんて」
そう言うと、まどかは持っていたカフェラテを私にぶっ掛ける。
「な、なにするの!」
「それはこっちのセリフ!」
「だから私じゃないし!」
まどかを突き飛ばし、私はカフェから飛び出した。
制服がコーヒー臭くて、すぐにショップに入る。
いくつか試着していると、ようやく気分が落ち着いてきて___試着室の中でもう一度、アカウントを確認しようと…。
「えっ、うそ!?」
悲鳴に近い声を上げた。