入れかわりクラスカースト


「ちゃんと脱いだら、俺がアリバイを証明してやってもいい。この部屋にずっと居たって、証言してあげるからさ」


優しい声で言うと、美香の顔から険しさが消えていく。


それでもしばらく、どっちがいいのか考えている様子だった。


警察に捕まるか、制服を脱ぐか。


やがて肩から力を抜いた美香は「向こうを向いててよ」と言う。


まだこの俺に命令するなんて、生意気な。


そうは思ったが、ここで言い争うことはやめにした。


「分かったよ」


椅子に座っていた俺は、そのまま回転して美香に背を向ける。


「絶対にこっち見ないでよ!」


「そんなこと言っても、脱いだら見るじゃないか」


「脱いでる途中に見られるのが嫌なの!」


「意外と可愛げがあるんだな」


くくくっと笑いながら、美香の下着姿を想像する。


もちろん、それで終わりじゃない。


真っ裸にして、その体を十二分に味わせてもらう。


「まだかなー?」


「ちょっと待って」


「早くしてくれないかなー?」


「…待ってって!」


バサっと、制服を脱ぎ捨てた音がした。


「もういいわ」という美香の声がすると同時に俺は──。


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