愛の距離がハカレナイ
篤志さんは大学3年生の時、同じサークルに入って来た新入生の香澄にほぼ一目ぼれだったそうだ。
サークルでは当然の事、少人数の仲間内でしょっちゅう香澄を誘って出かけていたそうだ。
サークル内ではほぼ公認のカップルのように扱われていたらしいが、実際の所は全然違っていたらしい。
篤志さんのアプローチに全く気が付かない香澄。
ついに思い切って2人で出掛ける約束を取り付けた篤志さんの思いとは裏腹に、香澄は自分の行きたいところへいつも連れて行ってくれる篤志さんに感謝こそすれ、好意に関しては全く気が付いていなかったようだ。
それはお互いが大学を卒業しても続いた。
もう篤志さんもはっきりと言葉にする機会を失って、結局はその関係を壊したくなくて、悶々としていたらしい。
香澄が就職して5年、その年の誕生日にいきなり婚姻届を突き付けてプロポーズした。
同期の私達には早い時期に香澄はあっさりと篤志さんを紹介してくれた。
「いつもお世話になっている大学の先輩なの。」
サークルでは当然の事、少人数の仲間内でしょっちゅう香澄を誘って出かけていたそうだ。
サークル内ではほぼ公認のカップルのように扱われていたらしいが、実際の所は全然違っていたらしい。
篤志さんのアプローチに全く気が付かない香澄。
ついに思い切って2人で出掛ける約束を取り付けた篤志さんの思いとは裏腹に、香澄は自分の行きたいところへいつも連れて行ってくれる篤志さんに感謝こそすれ、好意に関しては全く気が付いていなかったようだ。
それはお互いが大学を卒業しても続いた。
もう篤志さんもはっきりと言葉にする機会を失って、結局はその関係を壊したくなくて、悶々としていたらしい。
香澄が就職して5年、その年の誕生日にいきなり婚姻届を突き付けてプロポーズした。
同期の私達には早い時期に香澄はあっさりと篤志さんを紹介してくれた。
「いつもお世話になっている大学の先輩なの。」