ロミオは、愛を奏でる。
「ハイ…イト飲める?」
「リョーちゃん、ありがと…」
「イト、さっきマントヒヒみたいな
悲鳴あげてたな…」
リョーちゃんが笑った
「2時間並んだかいあった?」
「うん…あったよ…」
リョーちゃんと話せたこと
ちょっと気分悪くなったけど
こーしてリョーちゃんが優しくしてくれたこと
2時間並んだかいはあったよ
「それなら、よかった」
でも聞けなかった
リョーちゃん
あの時の約束覚えてる?
20歳の約束
覚えてたとしても
もぉ時効か…
「次、リョーちゃん乗りたいの乗ろう」
「イト、大丈夫なの?」
「うん…平気だよ」
「じゃあ…
めっちゃまわるのにするけど…」
「リョーちゃんのイジワル!」