ロミオは、愛を奏でる。

バイバイ…

リョーちゃん



イト

まだ

リョーちゃんが好きだよ



まだ

バイバイできないよ



寂しくないなんて

嘘で

ひとりで歩いてたら

涙が溢れた



リョーちゃんがしてくれた腕時計

リョーちゃんの唇が触れた耳に当てたら

熱く響いた



チク…チク…チク…チク…



リョーちゃん

あと何回、針が動いたら

またリョーちゃんに会えるかな?


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