ロミオは、愛を奏でる。

スーツケースを入れたロッカーの前

イトの手を離した



これ以上何もなくてホッとした反面

寂しくなった



オレの気持ちをここに置いて行きたくない

イトを一緒に連れて行きたい



でも

ここで頑張ってるイトを

オレの都合で困らせたくなかった



このまま

何もなく

戻ることが最善



そぉ思ったのに…


< 76 / 249 >

この作品をシェア

pagetop