また君と恋する

遠足が終わった辺りからクラスの雰囲気が変わった。

今まで昼休みになると他のクラスに行っていた子がクラスメイトと過ごすようになったり、反対に他のクラスの子が来る機会が減ったりした。

結大君と志希が仲良くしていた男子達も来ていない。

私は相変わらず深丘と共に過ごしている。

1つの席を挟んで昼ご飯を食べ、休み時間が終わるまで他愛ない話で盛り上がる。

隣の席では結大君と志希が同じように過ごしていて、たまに会話を交わすこともあるので、意識はしていなかったけど4人でいることが増えた。

「それにしても、強烈だったね。あの子」

深丘の一言から話題が変わった。

「あの子って、結大君の後輩の?」

思い出されるのは、月曜日の朝のこと。
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