また君と恋する
「今日、応援団の集まりがあったんでしょ?」

「あー……うん、まあ……」

「?」

少し意味ありげな返答。

なんか言おうか口を開いた時、ピー、と洗濯機が止まる音がした。

「終わったみたいだな。おやすみ」

志希は立ち上がると、私の頭にポンッと手を置いて去っていった。

一瞬だけ頭上に触れた温かさ。

さりげない行動に私の心がいちいち反応する。
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