また君と恋する
なのに。
私は今、体育祭を盛り上げる側の人達と一緒にいる。
これからずっと体育祭を思い出に生きていく人達の手伝いをしようとしている。
体育祭に対する思いが違うのに同じ空間にいることが不思議だった。
ここはああして、あそこはこうして……いろいろ会話を交わしながら色を塗っていると。
ふと石原先輩が聞いた。
「葉石さんって早瀬君とどーいう関係なの?」
何の前触れもなく志希の名前が出てきて動揺する私。
「ど、どーいう関係って……クラスメイトですけど。突然、なんですか?」
「ペンキが倒れた時、空気最悪になったんだよね」
作業から目を離さず先輩は淡々と話を続ける。
「でも早瀬君が『すぐ人手探してきます。こーいう状況に強い人知ってますから』って」
私は今、体育祭を盛り上げる側の人達と一緒にいる。
これからずっと体育祭を思い出に生きていく人達の手伝いをしようとしている。
体育祭に対する思いが違うのに同じ空間にいることが不思議だった。
ここはああして、あそこはこうして……いろいろ会話を交わしながら色を塗っていると。
ふと石原先輩が聞いた。
「葉石さんって早瀬君とどーいう関係なの?」
何の前触れもなく志希の名前が出てきて動揺する私。
「ど、どーいう関係って……クラスメイトですけど。突然、なんですか?」
「ペンキが倒れた時、空気最悪になったんだよね」
作業から目を離さず先輩は淡々と話を続ける。
「でも早瀬君が『すぐ人手探してきます。こーいう状況に強い人知ってますから』って」