また君と恋する
各団ごとに分かれて着席。

「あたし、ちょっと赤団のところに行ってくるね」

深丘は荷物を置くなり赤団の席へ行ってしまった。

彼氏に会いに行くのかな。

私は自分の席に座って、先に着いていた結大君と挨拶を交わす。

「結大君、おはよう」

「おはよ!」

朝から爽やかな笑顔を見せてくれる結大君。

眩しい。

なんて思いつつ、私はつい志希を探す。

「志希は?」

「忘れ物を取りに戻ったよ。すぐ来るんじゃないかな」

朝バタバタしてたからちゃんと話してないんだよね。

ちょっとしょんぼり。
< 236 / 475 >

この作品をシェア

pagetop