また君と恋する
「えっ、ちょっと。志希君もいるじゃん!」
「うそっ」
「きゃー! 笑ってるー!」
女子達はきゃーきゃー騒ぎながらしばらく校庭に釘付けになっていた。
賑やかな声はうちだけでなく余所のクラスからも聞こえてきて、きっと多くの女子の注目の的になっているんだろうなと安易に想像できる。
「結大と志希君って文句なしに1年生のツートップだよね」
「顔は結大しか勝たんけど、彼女持ちなのと女友達が多いのはちょっとマイナス」
「その点、志希君は女子に壁があって、そこがむしろ好きな子に一途そうでいいよね」
そんな女子達の会話を聞きながら、
「……だそうですよ。そこのところどうなんですか、元カノの葉石 由麻さん?」
「うそっ」
「きゃー! 笑ってるー!」
女子達はきゃーきゃー騒ぎながらしばらく校庭に釘付けになっていた。
賑やかな声はうちだけでなく余所のクラスからも聞こえてきて、きっと多くの女子の注目の的になっているんだろうなと安易に想像できる。
「結大と志希君って文句なしに1年生のツートップだよね」
「顔は結大しか勝たんけど、彼女持ちなのと女友達が多いのはちょっとマイナス」
「その点、志希君は女子に壁があって、そこがむしろ好きな子に一途そうでいいよね」
そんな女子達の会話を聞きながら、
「……だそうですよ。そこのところどうなんですか、元カノの葉石 由麻さん?」