また君と恋する
そっと離れて、目をパチパチさせて驚く私に志希が耳打ちをする。

その言葉に思わず顔が熱くなった。

べーっ、って舌を出して、してやったり顔の志希。

「今の、なんかずるい!」

私は、耳を押えてそう叫んでいた。


『浴衣、可愛いよ』


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