また君と恋する
その後、志希が1人になるのを見計らって声をかけた。
「志希」
「ん?」
窓際で胡坐をかく志希の隣に座る。
「何か考え事してるの?」
「いや、別に」
「じゃあ気になることでもある?」
「ないけど……ふっ、なんでそんなこと聞くの?」
ようやく志希は小さく笑顔を見せた。
「うーん。なんとなく」
「……。思い出してたんだよ、さっきの広海と遥海の兄弟喧嘩を。俺、湊とほとんど喧嘩したことねーんだよな」
「そーなの?」
「うん。小さい頃からそーだったらしい。だから、兄弟喧嘩ってちょっと新鮮でさ」
「その気持ちは私も分かる。うちは年が離れすぎて喧嘩にならないんだよね」
「志希」
「ん?」
窓際で胡坐をかく志希の隣に座る。
「何か考え事してるの?」
「いや、別に」
「じゃあ気になることでもある?」
「ないけど……ふっ、なんでそんなこと聞くの?」
ようやく志希は小さく笑顔を見せた。
「うーん。なんとなく」
「……。思い出してたんだよ、さっきの広海と遥海の兄弟喧嘩を。俺、湊とほとんど喧嘩したことねーんだよな」
「そーなの?」
「うん。小さい頃からそーだったらしい。だから、兄弟喧嘩ってちょっと新鮮でさ」
「その気持ちは私も分かる。うちは年が離れすぎて喧嘩にならないんだよね」