また君と恋する
ダイニングテーブルでまだ休憩中だった山吹夫妻と栞ちゃんにも、あらましを話した。
実際に見てないからどの程度の喧嘩か分からないみたいだったけど、2人が言い争うこと自体にみんな驚いていた。
「なんで喧嘩したんだろう」
「おおよその検討はついてる」
と真白さんが前置きをした上で話し始める。
湊君は中高一貫校に通っているから内部進学で受験はない、普通なら。
だけど、今、外部のもっと偏差値の高い高校を受験するか迷っているらしい。
真白さんはそれを夏休み前の三者面談の時に知った。
もしかしたら、本人はもっと前から悩んでたのかもしれない。
湊君が通う学校のバスケ部は中高どちらもかなりの強豪校で、バスケを選ぶなら内部進学。
ただ、中2の終わりから中3にかけて成績が急激に伸びていて、塾の先生から『もっと上を狙える』って言われており、勉強を選ぶなら外部受験。
ずっと迷っているようだ。
湊君はそのストレスでずっとイライラしていて、家族にだけならともかく、みんなにも当たるようになって、ついに志希が爆発した。
────というのが、真白さんの話だった。
実際に見てないからどの程度の喧嘩か分からないみたいだったけど、2人が言い争うこと自体にみんな驚いていた。
「なんで喧嘩したんだろう」
「おおよその検討はついてる」
と真白さんが前置きをした上で話し始める。
湊君は中高一貫校に通っているから内部進学で受験はない、普通なら。
だけど、今、外部のもっと偏差値の高い高校を受験するか迷っているらしい。
真白さんはそれを夏休み前の三者面談の時に知った。
もしかしたら、本人はもっと前から悩んでたのかもしれない。
湊君が通う学校のバスケ部は中高どちらもかなりの強豪校で、バスケを選ぶなら内部進学。
ただ、中2の終わりから中3にかけて成績が急激に伸びていて、塾の先生から『もっと上を狙える』って言われており、勉強を選ぶなら外部受験。
ずっと迷っているようだ。
湊君はそのストレスでずっとイライラしていて、家族にだけならともかく、みんなにも当たるようになって、ついに志希が爆発した。
────というのが、真白さんの話だった。