また君と恋する
「うん。言ってねーもん」

「言えよ!」

私と深丘は、結大君の反応に笑い転げた。


みんな揃って、バーベキューが始まった。

肉、野菜。

子供がこれだけいれば、焼いても焼いてもどんどん無くなっていく。

「あー! それ、あたしが食べようと思ってたトウモロコシ!」

「へへーん。早い者勝ちだよー」

深丘は栞ちゃんの友達の男の子と食べ争っているし。

「お兄ちゃん、ピーマン食べて」

「えー、どうしようかな。じゃあ、俺のにんじんと交換ね」

「やだー。お肉と交換がいい」

「それは対等じゃないから無理だよ」

結大君は虹心達の面倒を見てくれているし。
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