また君と恋する
お腹がパンパンになりながらも、買った具材を食べきった。

「あー、こんなに食べたの久しぶり」

リビングでは子供達がゲームで遊び、ダイニングでは親達が談話中なので、私と深丘、志希、結大君は庭で話すことにした。

「聞きたいこといっぱいあったのに、楽しすぎてどーでもいいわ」

「結大、ずっと子供の相手してたな」

「いや、マジで。容赦なさすぎるんだよ、ここのちびっ子」

「ごめんね。まだ加減を知らなくて」

「ほんとね。葉石さんと志希はこれが毎日でしょ。よくやるよ」

こうして4人で話すのは、学校以来。

夏休みに入ってからは初めてだった。

当然、話は近況報告になっていくわけで……。

「由麻と志希君はデートしたの?」

「えーっと……2回くらい?」

と志希を見ながら答えれば、少し記憶を辿ってから志希が頷いた。
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