また君と恋する

17

「由麻、平気?」

「大丈夫。今は、怖いっていうより、私達のことを話すのがちょっと恥ずかしい」

「ん。それなら大丈夫そーだな」

志希の笑顔が、私の何よりの勇気になる。

1人じゃないって思うだけで心強い。


文化祭が終わった後、志希と話をした。

同じことを考え、悩んでいた私達。

そして、みんなが休みの翌週末。

話すことにした。


「みんなに話がある」


昼下がり。

食事を終えて、大人達がダイニングテーブルでお茶をしていた。

そんなゆったりした空気の中で、志希が切り込む。

「どーしたの?」
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