また君と恋する
「話というか、ちゃんと言っておいた方がいいことなんだけど……」

そう言って隣に座る志希が視線を合わせてきたので、私は小さく頷いた。

それを確認した志希は、単刀直入に言う。


「……俺達、付き合ってるんだ」


まずは、言いたかったことを簡潔に。

刹那の間。

「「えーっ!?」」

一同の驚愕する声が重なった。

それぞれ驚き具合に差はあるものの、概ね予想できた。

特に1番興奮気味なのは、

「うそうそっ! いつから!? 全然知らなかった!」

もちろんうちの母。

「えーっと、もうすぐ3ヶ月」

「3ヶ月って……夏休みより前からってこと?」

「どうして今になって……」
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