また君と恋する
志希と付き合っていることを話した後から、よく恋バナをさせられる。

『後悔しているなら挽回するチャンスじゃないですか』

何気ない一言で救ってくれた真宮さん。

お父さんを知らない私にとって理想のお父さん。

『みんなでシェアハウスしよう!』

突然、シェアハウスの話を持ってきたお母さん。

お母さんがそう言ってくれたから、今の私がある。

『今日も広海をよろしくお願いします』

物腰低く丁寧で、でも笑顔が少なかった冬鳴さん。

3児の母親として頑張りながらも、私達を頼りにしてくれる。

『由麻はさ、今の高校の志望動機って何?』

私の本当の志望動機を知っているのが、湊君。

進路に悩んでいたけど、内部進学に決めたみたい。

『みんなとなかよくいれますように 栞』

七夕の短冊にそう書いた栞ちゃん。
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