また君と恋する
4
今日から新学期。
「志希君と由麻ちゃんって同じ高校だったんだ」
久しぶりの制服に袖を通し、1階へ降りると3日前に越してきた真宮さんと挨拶を交わす。
真宮さんは小学5年生の娘を持つシングルファザー。
これから出発なのかスーツが決まっている。
一方、ダイニングテーブルに伏してシクシク泣くのは、うちの母。
「由麻ちゃんったら、お母さんに全然話してくれないんだもん。志希君と同じ高校だったなんて知らなかったわ。酷い! お母さん、ぐれてやる」
拗ねる母。
同じ高校の制服を着ればバレるのは時間の問題だったわけだけど。
これは同じ中学校だったことも、ましてや付き合っていたことも話さない方がいいね……。
「志希君と由麻ちゃんって同じ高校だったんだ」
久しぶりの制服に袖を通し、1階へ降りると3日前に越してきた真宮さんと挨拶を交わす。
真宮さんは小学5年生の娘を持つシングルファザー。
これから出発なのかスーツが決まっている。
一方、ダイニングテーブルに伏してシクシク泣くのは、うちの母。
「由麻ちゃんったら、お母さんに全然話してくれないんだもん。志希君と同じ高校だったなんて知らなかったわ。酷い! お母さん、ぐれてやる」
拗ねる母。
同じ高校の制服を着ればバレるのは時間の問題だったわけだけど。
これは同じ中学校だったことも、ましてや付き合っていたことも話さない方がいいね……。