また君と恋する
2
引っ越し当日。
「由麻ちゃん。忘れ物なーい?」
「ないよ」
「虹心ちゃんは、忘れ物ないかなー?」
「なーい」
「それじゃあ、出発進行ー!」
引っ越し業者を見送って、母と4歳の妹、虹心と共に家を出た。
新しく引っ越す先は、今まで住んでいたアパートと駅1個分の距離でそこまで遠くない。高校にも近くなった。
『みんなでシェアハウスしよう!』
お母さんから突然告げられた言葉。
詳しく聞くと、老夫婦が家主の戸建て住宅で、ファミリーで暮らせるシェアハウスを始めるらしく、その募集を見て早速内見に行ったという。
入居条件は、シングルマザーかシングルファザーであること。
他人と暮らすのはちょっと気が引けるなぁ。
……なんて思いは一切なく、「楽しそう!」という思いが勝り、悩むことなく了承した。
「由麻ちゃん。忘れ物なーい?」
「ないよ」
「虹心ちゃんは、忘れ物ないかなー?」
「なーい」
「それじゃあ、出発進行ー!」
引っ越し業者を見送って、母と4歳の妹、虹心と共に家を出た。
新しく引っ越す先は、今まで住んでいたアパートと駅1個分の距離でそこまで遠くない。高校にも近くなった。
『みんなでシェアハウスしよう!』
お母さんから突然告げられた言葉。
詳しく聞くと、老夫婦が家主の戸建て住宅で、ファミリーで暮らせるシェアハウスを始めるらしく、その募集を見て早速内見に行ったという。
入居条件は、シングルマザーかシングルファザーであること。
他人と暮らすのはちょっと気が引けるなぁ。
……なんて思いは一切なく、「楽しそう!」という思いが勝り、悩むことなく了承した。