また君と恋する
結大の彼女が戻ったのを確認した俺は、ふと思い出した。
『早瀬君』
柔らかい声で俺の名前を呼ぶ。
ずっと心に引っかかっていた。
だからついこんなことを口走ったんだ。
「結大って今まで何人と付き合った?」
「えー。中学で4人、高校で2人、現在進行形も合わせて7人かな」
結大は、突然の俺の質問に驚きもせず答えた。
「……それ、被ったことあるだろ」
思ったより多くて呆れる。
「いやいや。これでも二股はかけたことねーよ? 略奪はあったみたいだけど。てか、それがどーした?」
「普通別れたら呼び方って変わるのかなー、って思って」
「うーん。付き合う前も後も『結大』だったから変わらないね」
『早瀬君』
柔らかい声で俺の名前を呼ぶ。
ずっと心に引っかかっていた。
だからついこんなことを口走ったんだ。
「結大って今まで何人と付き合った?」
「えー。中学で4人、高校で2人、現在進行形も合わせて7人かな」
結大は、突然の俺の質問に驚きもせず答えた。
「……それ、被ったことあるだろ」
思ったより多くて呆れる。
「いやいや。これでも二股はかけたことねーよ? 略奪はあったみたいだけど。てか、それがどーした?」
「普通別れたら呼び方って変わるのかなー、って思って」
「うーん。付き合う前も後も『結大』だったから変わらないね」