また君と恋する
────頑張るって決めたんだもんね。当たって砕けろ!

私は、意を決して後ろの席の早瀬君に声をかけた。

「早瀬君。良かったら一緒の班にならない?」

わっ。声震えた。

超恥ずかしい……。

断られてもさらっと流せるようにしよう。

なんて考えていたから

「いいよ」

と言われて素っ頓狂な声が出た。

「へっ? いいの?」

「うん」

意味が分からなくて深丘と結大君を見ると、こちらにピースをしていた。

もしかして示し合わせてたのかな。
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