同期はまさかの御曹司?☆ 番外編完結
「よし!ご飯の準備をしよう!」
と康祐が立ち上がる。

私も手伝うため立ち上がる。

真由にはみんなが持ってきてくれたツマミやお酒類を出してもらう。

各々おすすめのものを持ってきており、ひとまずお酒を手に取り乾杯した。

パエリアとアヒージョ、ライスコロッケを作るらしい。

本格的〜!
っていうか私には手伝えないかも…。
そんなオシャレなもの作ったことないもん。
外で食べる料理かと思ってた。

康祐凄い。

康祐は手際良くフライパンでニンニクを炒め、米を合わせていく。
これはパエリアかしら。
上にパプリカや貝類、エビを乗せて蓋をする。

次はご飯をケチャップで炒め、中心にチーズを入れる。その周りに衣をつけているからコロッケかなぁ。
揚げてる間に隣の鍋でオリーブオイルを熱し始める。キノコとかが投入されていく。おっ、アヒージョだわ。いい匂い。
バケットを切り軽く焼いておく。

あっという間に3品ができた。

私は元々作っておいたクリームチーズのディップとアボガドのディップを2種、クラッカーと一緒にテーブルに置いた。

「うちに来てもらうのにこんなものしか作れなくてごめんね。」

真由がクリームチーズを食べると、美味しい!と言ってくれる。
めっちゃ簡単なんだけど私もこれ好きなんだよね〜。

ケントや慶太にも喜んでもらえてよかった。

「康祐も食べてみて!」
とクラッカーにつけてキッチンへ持っていく。

康祐の両手が塞がっていて口を開けて待っている。
ポイっと口入れてあげると「おいひい」と言ってくれた。
良かった。

みんなもクラッカーにのせて〜といい口を開けてる。
もう、みんな酔っ払いなんだから!
雛鳥のように口を開けて待つみんなの口に入れてあげた。
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