同期はまさかの御曹司？☆ 番外編完結
「明日からとうとう本格的に出社だね。」

「どこの場所か緊張するよな。」

みんなで康祐の料理を食べながら話が弾む。
康祐の料理は本格的でめっちゃ美味しい。

「ダッチオーブンの料理ってどんなだったの？」
と真由が聞くと
「チキンのカチャトーラだよ。」

カチャトーラ？！
聞いたこともない。

慶太が、
「でもさ、俺ら一気に食欲無くなってあんまり食べてないし正直味もわからなかったよ。あいつら美味しいって言ってたから美味しかったのかもな。」
という。

康祐も、
「お前ら食べないし、あいつらがたべると思ったら適当にチキンとトマト、じゃがいもにハーブをぶち込んだだけなんだよな。」

「うわぁ、そりゃ雑だわ。」
真由が大ウケしてる。

「お前ら何食べてたの？」

「私たちはねぇ。何せ即席グループだからネットで急遽検索して、チキンの煮込みをつくったの。あとはユイがチーズリゾット作ってくれて。一樹と颯太がカナッペとか作ってくれたの。」

「いいなぁ。」

「次の日の朝は中華粥食べたいねってなってまた検索したよね〜。」

「ごめんね、結局私たちしっかり食べてたわ。」

康祐達は苦笑いしていた。
何もしない女子に苛立ちら翌朝はお茶漬けにしたんだってさ。
彼女達にとっては康祐達といることだけで何を食べようが関係ないんだろうなぁ、と私は思った。

明日から頑張ろうな！とみんなで言い合いながら解散となった。
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