同期はまさかの御曹司?☆ 番外編完結
俺たちはユイのマンションへ向かった。

そういえば今日のユイ、なんか違う…
見かけたことのないワンピースに髪の毛もきちんとプロのセットがされている。化粧もいつもより濃い気がする。

歩きながらユイに聞く。
「なんかいつもと雰囲気違くない?」

「そうだね。今日は大切な集まりがあったから。」

「集まり?」

「長くなるから後で話すよ。早く帰ってゆっくりしようよ。」

「あ、あぁ。」

帰り道にあるデリでご飯を買いながら帰った。

帰ると「はぁ〜疲れた!」といいソファに座り込む。

俺は風呂場に行き、お湯を溜め始めた。

「ほら、そんなに疲れてるなら風呂入ってこい。お湯入れてるから。」

「ありがと、康祐。康祐も疲れてるのにごめんね。」

「俺は大丈夫。ユイ、早く行っておいで。」

ユイは着替えを持ちバスルームへ向かった。

俺は買ったものをテーブルに並べ、冷蔵庫にあったもので簡単に卵スープを作った。

ユイが出てくると頬が赤く蒸気していてすごく可愛い。
今すぐ食べちゃいたいくらいだ。

でも今日はそうはいかない。

ユイが俺に風呂を促す。
俺も順番で入りに行く。
もう着替えも常備されていて困ることはない。
俺はさっと済ませ風呂から出た。

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