夜明けの光をあつめながら
「・・・・さてと、僕はもう帰るよ。
君、まだ中学生か高校生でしょ?
親に心配されないように、早く帰るんだよ?」

『来てまだ三分くらいしか経過していないのに、もう帰るのか?』って思ったけど、私を心配してくれるような彼の言葉に、私も言葉を返す。

「あ、はい。もちろん!
すぐ帰ります」

そう慌てて私は言葉を返すと、彼は笑った。
そして彼は私に手を振って、この場を去ろうとする。

・・・・『意味深な言葉』と共に。

< 121 / 151 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop