夜明けの光をあつめながら
「おい、そこに誰かいるのか?」

その声と共に『光』が見えた。
懐中電灯の光だ。

夜空の星がハッキリ見える程だから、この辺りはすごく暗い。
私も携帯電話のライトを使って、ここまで来たし。
さっきのカメラをぶら下げた人も、懐中電灯を使っていたし。

そしてその光を見続けていたら、『男の人』が現れた。

しかもその男の人はある意味、今一番出会いたくない人。

「あ、えっと・・・・」

目の前の男の人が『知り合い』とか、そう言うのじゃない。
ただ目の前の人の『職業』を考えたら、今からの自分の姿が『不安』に思ったからだ。

でも別に『悪いこと』はしていないと思うけど・・・・。

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