夜明けの光をあつめながら
「こんなところで何をしているんだ。
家出か?」

「ご、ごめんなさい!
えっと、『星を見に来た』って言うか・・・」

「何が『星』だ。
早く帰れ。
こんな時間まで外をふらつきやがって。
今何時だと思っているんだ?」

「ごめんなさい・・・・」

不安に押し潰されそうな私は、『謝る』しか選択肢はなかった。

同時に『早く帰ろう』と思う気持ちが強くなった。
さすがに『警察のお世話』にはなりたくないし・・・・。

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