夜明けの光をあつめながら
この状況をあまり理解出来ていない私は、警察官に頭を下げて、この場を去ろうとした。
確かに携帯電話で時間を確認したら、夜の『十時』を回っている。

と言うか、もうすぐ『十一時』だし・・・。
伊織さんと夏帆ちゃんと、長く店内で話していたから、時間を忘れてしまったみたいだし。

でも『帰ろう』と、来た道を戻ろうとしたけど、なぜだか警察官に止められた。
私は警察官に腕を掴まれて、動きを止められる。

って、何するの?
まさか・・・・逮捕?

・・・・え?

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