夜明けの光をあつめながら
私は警察官に『降りろ』と言われたから、車から降りる。

同時に聞こえる警察官の声・・・。

「俺も一緒に行く。
幼い子供を夜まで放っておいて、親は何をしている?」

「・・・・すいません」

私が謝っても、警察官は何も答えなかった。
家の玄関に向かう私の後を追うように、警察官はついて来る。

そして私は『浮かない気持ち』で、玄関の扉を開けた。
さっき同様、玄関は荒れていない。

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