夜明けの光をあつめながら
「あ、いや・・・えっと。
『警察の人』に連行されて・・・・。
ほら、私の後ろに」

「警察?
・・・・警察がいるの?」

「え?」

『警察がいるの?』って、どう言うこと?
私、ここまで『警察官の車』で帰ってきたのに。

警察官も、お母さんに『文句』を言うような口調だったのに・・・・。

・・・・でも、確かにお母さんの言う通りだった。
私の後ろには『警察官の姿』はなく、いつの間にか、私乗せてくれた車もない。

お母さんの言葉通り、警察官の姿はない。

< 137 / 151 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop