夜明けの光をあつめながら
「今日はもうお風呂に入って寝なさい七瀬。
明日は休みだから、ゆっくり休んでらっしゃい」
「・・・・・・・」
ふ、ふざけんな!
「あ、七瀬?」
お母さんの言葉を無視して、何を信じたらいいのかわからない私は、この家の二階にある自分の部屋に向かった。
最近は着替えるためにしか使っていない、何もない部屋。
それとお母さんが『私の五歳の誕生日プレゼント』に買ってくれた『大きなウサギのぬいぐるみ』しかない部屋。
お母さん、『怒ってごめんね』と言って、このぬいぐるみを渡してくれたっけ。
明日は休みだから、ゆっくり休んでらっしゃい」
「・・・・・・・」
ふ、ふざけんな!
「あ、七瀬?」
お母さんの言葉を無視して、何を信じたらいいのかわからない私は、この家の二階にある自分の部屋に向かった。
最近は着替えるためにしか使っていない、何もない部屋。
それとお母さんが『私の五歳の誕生日プレゼント』に買ってくれた『大きなウサギのぬいぐるみ』しかない部屋。
お母さん、『怒ってごめんね』と言って、このぬいぐるみを渡してくれたっけ。